開幕戦の土曜日は、5238人のギャラリーに恵まれました。
足を運んでくださったみなさま、ありがとうございます。

大声援を受けて誰もが全力プレーで応える中、プロ5季目の岩﨑亜久竜（いわさき・あぐり）がとりわけ心を揺さぶられたのが、この日朝の一人の少年との再会。
地元三重県在住の柳原悠人（やなぎはら・ゆうと）くんは、岩﨑の大ファン。

昨年大会も、ご両親と共に観戦に来てくれた際に、岩﨑からオリジナルの「あ栗」マーカーをプレゼントされたのだそうだ。

宝物を大事にキャップに装着し、今年もご来場。
スタート前に、ロープ際の柳原くんを見つけて歓喜した岩﨑は、裏街道の10番から出て早速バーディ発進すると、今度は14番から1番へ折り返すまで、なんと6連続バーディを記録するなどこの日のベストスコアとなる「64」で、通算10アンダーの8位タイに浮上。

2オーバーの104位と大きく出遅れた初日からの超特大チャージを果たした。

要因は、カチコチの硬いグリーンに日に日に対応できるようになったことや、今オフのPGAツアー観戦で、松山英樹の組について歩いて学んだことなどさまざまあるが、一番は「柳原くんが応援してくれたおかげ。また会えてうれしかった。柳原くんのために頑張りました」と、感謝していた。

• 岩﨑 亜久竜