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〜全英への道〜 ミズノオープン 2001

▼ 初日、トピックス 「アジアでの経験が生きています」

トップタイの菅谷拓

 1ラウンドに2イーグルを奪う「試合では初めて」というプレーで初日トップタイに立った菅谷拓は、それでも「初日に4位から予選落ちをしたこともあるから・・・」と慎重だ。
 その慎重さが今回のスコアにもなったようだ。日本では珍しいリンクスタイプのコースに対して、菅谷が立てた作戦は、「ボールを上げない。ゴロを打つつもりでフェアウェイ・キープに徹する」というもの。
 それは、「ここと、似たようなタイプのコースがたくさんあった」という、アジアでのツアー経験によるところが大きいようだ。

 「アジアを経験している選手はこういうコースではびっくりしないでしょう。僕も1シーズンだけですが、アジアでやっていたので、その経験が生きているんだと思います。そのとき川原(希)も一緒に行動してましたが、彼も今日いい成績だったし。とにかく、いっさい球を上げないで、早くバウンドさせるティショットをしていたら、ラフに入ったのは2回だけでした。しかも、モショモショの深いラフには1度行っていません。
 フェアウェイから打っている分、バーディチャンスもたくさんありましたね。
 この2週間ほど打ち上げのホールが多い試合が続いていたので、ちょっとショットが煽り気味になっていて、調子はよくなかったのですが、4カゴぐらいみっちり練習して調子を戻しましたが、これほどよくなっているとは思いませんでした。
 グリーンの芝質もなんだかアジアに似ていて、日本じゃないみたいで、気が楽です。
 明日からは、1ホール、1ホールを消化する気持ちでやれば、いいことがあるでしょう」

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