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サン・クロレラ クラシック 2002

「ブランクが長ければ長いほど・・・」

 米ツアーでのV経験もある台湾の陳志忠が5位タイ

 「今日はショットもパットも良かったけれど、特にパッティング。4〜3メートルのチャンスはほとんど外さず、ノーボギーでまわってこられました。
 今日みたいに、どんよりした曇り空の日、私はいつも、黄色いガラスのめがねをかけて、プレーするんです。
 もともと、乱視で視力が悪く、こういう薄暗い日は、特にパッティングのラインが見えにくいんですが、このめがねをかけていれば、視界がとても明るくなります。
 天気の日に、サングラスをかけてプレーするのと、逆のパターンみたいなものですよね。
 今日も、このめがねのおかげで、良いパッティングができたと思います。

 今年は、何度かこういう良い位置で、決勝ラウンドを迎えることができているのですが、いま一歩、優勝に届かない。それは、やっぱり、気持ちの問題でしょうね。
 私は、日本ツアーで6勝、海外ツアーで2勝(米ツアー1勝、87年ロサンゼルスオープン)をあげていますが、最後に勝ったのが、93年のダイワKBCオーガスタでした。
 あれから、約10年。こうして、ブランクが長くなればなるほど、復活優勝は、難しくなるというのが、私の実感です。
 「最終日は65で回ろう」とか、「絶対にこのバーディパットを入れよう」とか、自分に対して、余計なプレッシャーをかける度合いが、以前より、もっと強くなるんですね。
 だから今週は、変に目標スコアなど設定せず、とにかく、目の前の1打1打に集中したい。楽な気持ちで回れるような雰囲気を自分で作って、やりたいと思います」

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