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アサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアルオープン 2005
川原希「優勝って、なかなかできるもんじゃない」
「・・・あれは、打ちたかったのに。最後の最後でプレッシャーに負けた」。
前の17番で、強気なパットでバーディを決めた。「それまで、ずっとショートしていたから。最後も17番みたいに打ちたかったのに」。
プレッシャーが、そうはさせてくれなかった。
最後のバーディトライは手前でスライスして、右カップ横にそれた。タッチが弱すぎたのだ。
「後半のハーフは集中していたし、ショットも精神的にも安定していた。・・・足りないのは、技術だけだったかな」。
16番のスコアボードで、矢野が首位で抜け出していることは確認してあった。
「今日は最終組だったけど、僕らだけの優勝争いではないことは、わかっていたんだけど・・・」
最後まで、大混戦のゲームの主役を今回は、練習仲間の矢野に譲った。
待望のツアー通算2勝目を逃し、「勝ちたかったけど・・・。優勝って、なかなかできるもんじゃないんですね」。悔しさを、改めて噛み締めていた。