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JCBクラシック仙台 2001
▼ 2日目、トピックス「明日からは体力勝負」
2位タイからスタートの小達敏昭は、午後12時25分にティアップ。
「とにかく、スタートから異常な風でしたね」
特に、林を抜けてくる、“突風”に悩まされた。
2番パー4。1メートル弱のパーパットを打つ際に、ふいに襲った強風に、体をあおられミスしてボギー。
これに「カチンときた」小達は、次の3番パー4(328ヤード)で、「手前のバンカーに入れてもいいから」と、大胆にワンオン狙い。
フォローの風に乗り、案の定、いったんバンカーに入ったボールは、運良くキックで転がり出て、グリーンそば。これをOK距離に寄せてバーディだ。
強風下のラウンドにショットがぶれないよう、スタート時から、いつもより低めのティアップと、「クラブを短く持ち、1,2のリズムで早いインパクト」を心がけた。
また、2番のミスパットからは、パッティング時にも風対策をとった。
普段より体を屈めてアドレスし、「押さえ込んで打つ」スタイルに加え、「グリップを強く握り込む」。
これによって、パッティングのときの、風による体の揺れを防いだ。
「この状況で、良くやれたほうじゃないかな」と自分を誉めた、この日の5バーディ(3ボギー)の69は、通算6アンダー。首位の藤木と2打差の単独2位。
「明日からは、体力勝負になると思うけど、藤木さんも、あの大きな体で頑張ってるし、ね」最後は自分に言い聞かせるようだった。