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倉本昌弘「もちろん、優勝できると思って戦う」
予選会は6日間の長丁場。
「ここで1位になろうとか、そういうことはいっさい頭になかった。それよりも、とにかく来年の出場権が取れればいい、その一心で戦った」と、振り返る。
来月1月のシニア第2戦「タートルベイチャンピオンシップ」(ハワイ)でデビュー戦を飾る予定だがその前に、7日、8日にタイで行われるアジア&日本VS欧州ツアーの対抗戦『ザ・ロイヤル・トロフィ』で、アジア&日本勢のキャプテンとして指揮を執ることになっている。
慌しいスケジュールにはほとんど調整のヒマもないが、2003年の日本ツアーで世界記録に並ぶ59をたたき出したプライド、そして、2000年には重い心臓弁膜症の手術からみごと復帰した不屈の闘志で立ち向かう。
晴れて、仲間入りを果たすことになるチャンピンズツアーは、シニアといえど強豪揃い。
アマ、プロ時代を通じて共にしのぎを削ってきた戦友たちがひしめく激戦地で「もちろん、自分も優勝できる、と思ってやります」と、力強く言い切った倉本。
今年9月の誕生日に50歳を迎えた“ルーキー”は、ロスを拠点にじっくりと腰を落ち着け、第2のステージでも頂点を狙っていく。