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宮里聖志「今年は、優作とプレーオフをして俺が勝つ!」
肩をひどく痛めたのは昨年夏。以来、思うようにクラブが触れなくなった。
後半戦をほとんど棒に振った。
長く戦線を離脱せざるをえなかった不甲斐なさ。
悔しさを払拭するために、今年は新年早々に髪を短く剃り、自らにカツを入れてリハビリをかねたトレーニングをスタート。
「ケガをしたことは反省だけれど、おかげで初心に帰れた気がする。スウィングの変なクセも取れて、たまにはこういう形の“お休み”も必要なのかな、と・・・」。
オフの今は、もっぱら地元・沖縄で調整を積む毎日だ。
体全体のバランスを整えるために、用具契約先のブリヂストンからわざわざレフティー用のクラブセットを取り寄せて、左打ちでのラウンドにも挑戦している。
「まだ、シンゴさんみたいに上手くはないけれど。90で回れるくらいになってきた。…これからは、左でもプロを目指そうかな」と、おどけた。
先週の米女子ツアーでは、妹の藍さんが優勝争いの末に3位に入った。
まだまだ続く“藍フィーバー”に、兄としても黙っていられない。
「今年は、もっと男子ゴルフをアピールしていけるように・・・。弟の優作とプレーオフして、俺が勝つ! ・・・というのを見せたい」。
兄弟揃って、ジャパンゴルフツアーを盛り上げていく覚悟だ。