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ABC チャンピオンシップ 2007
ドン杉原は予選落ち確実のプレーにも・・・
大会初日は、スタートから6連続ボギーを打つなど84を打った。
「ようさん、集まってくれはったからね。なんとか第2ラウンドは70台におさめたかった」と気合が入ったが、しのげなかった2つのボギーのうち、特に7番パー4のミスを悔しがる。
「お先に、をして3パットを打った。これが残念。これだけ素晴らしいグリーンだから、少しのミスがボギーになると分かっていたのに・・・」。
予選落ち確実の残り4ホールも、ファンの前で渾身のプレーに「そんなことは、人間として当然のこと。でも、一生懸命やった割りには、たいしたことなかった」と、辛くも目標の70台におさめて自嘲の笑みだ。
「久しぶりの土曜日だから、良いところ見せたかったんやけどね」と肩を落とた。
次回のツアー出場予定は、3週後のダンロップフェニックス。
「また次、チャレンジしたい」と気力を振り絞り、起死回生を誓っていた。
16番のティショットから、競技を再開した宮里聖志(=写真下)も渾身の残り3ホールだった。
イーブンパー暫定62位タイは、予選通過のボーダーライン上からのスタート。
「ひとつも落とせない」。むしろ、バーディ1個は最低必要という状況で、痺れにしびれた。
ラストチャンスの最終18番は、ティショットがフェアウェー左のバンカーへ。
ややブラインドになったライから2オン狙いのショットは、インパクトで一瞬、手が緩んで手前の池に打ち込み万事休す・・・。
だが、聖志は諦めなかった。
打ち直しの第4打を2メートルにつけてパーセーブ。
結局、決勝進出には1打足りなかったが「きわどい位置からの残り3ホールも、最後まで諦めずにプレーできたから。こういうゴルフは、そんなに経験できるもんじゃないし、やってて楽しかったから。ぜひ次につなげたい」と前向きに、早朝のうちにコースを去った。