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日本プロゴルフ選手権大会 2001
▼ 初日、トピックス 「とにかく、勝ちたいんだ」
出だしの3連続ボギーで、東の脳裏には昨年の屈辱がよみがえっていた。
3日間、トップを走りつづけて迎えた最終日、スタートの4ホールで3ボギー。
佐藤に、あっけなく首位の座を譲り渡し、反撃のきっかけもつかめないまま2位に甘んじた。
嫌でも、昨年の光景をほうふつとさせるこの日のスタートに、「今週も、これで終わりかなあ…と思ったね」と東。
「でもね、この次のホールがパー3だったから助かった。ほっと息がつけたよ。次もミドルだったら、5連続ボギーくらいしてもおかしくない雰囲気だった」
フォロー風の4番パー3で楽々パーが奪えたことをきっかけに、どうにか息を吹き返し、続く5番パー4では、8番アイアンで1メートルにつけバーディ。
これを皮切りに、怒涛の5連続。
「後半からは、16番で15ヤードくらいをチップインしたり、もうイケイケだった。(1日)3(アンダー)×4(日)で、12アンダー優勝! …なんてウソだけどね(笑)」。
おどけて笑って見せたが、目は真剣だ。昨年のリベンジだけを照準に、大会に乗り込んできた。
「…昨年の負け方が負け方だけに、今年こそ、なんとか勝ちたいんだ」と、最後に本音がちらり。
この大会での“勝利”以外に、東の気持ちが晴れることはなさそうだ。