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2位のシニアツアーは見どころ満載!!<DAY1>

昨年大会の覇者・男子ツアーのJGTOチームも、シニアツアーには眼中にないようだ。「怖いのは、女子」と言い切ったのは中嶋常幸。

前半のファーストステージで回った賞金王・片山にこそ闘争心を掻きたてられたが、後半の手嶋多一については「目じゃないよ」と、一刀両断。
「それより、後半のさくらちゃんにはもう・・・」と、目じりを下げた。

この日初日、女子ツアーのLPGAチームは全員、ピンク色のウェアで統一していた。
これだけでも、中嶋にはたまらない。

「さくらちゃんの顔を見ただけでさあ、なんともいえない桃色の空気がこう・・・ちらつくのよ」。
横峯に気を取られ、ショットを池に入れたと打ち明けた。

そんな中嶋に、ジェット尾崎も一応は軽蔑の目を向けつつ、「・・・確かに、藍ちゃんもさくらちゃんも可愛くて。女の子はピンクが似合う」と、デレデレだ。

こうなってくるとにわかに心配になってくるのは、9日最終日のファイナルステージの最終組で、宮里藍と回る青木功のこと。

64歳の最年長が「明日、池に落ちたりしないかと心配で・・・」と気遣うジェットに、青木もムキになって言い返す。
「俺は明日、1ポイントさえ取ればいいんだろう? シニアツアーは、俺の最後の1点で勝てるような試合展開にするよ」と、わざと不貞腐れたようにつぶやいた。

ホールアウト後は掛け合い漫才のような記者会見で、会場を爆笑の渦に巻き込んだシニアツアー。

最後には中嶋も、ベテランらしい顔つきになった。
「明日は余裕で逃げ切って、女子にも男の強さというものを見せてあげたい」。
ベテランの技とパワーと、ウィットと・・・。
見どころ満載のPGAチームが、初タイトルを狙う。



  • 技とパワーとウィットに加え、はつらつとしたプレーで魅了するシニアの面々

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