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カニトップ杯チャレンジトーナメントII 2006
カニトップ杯チャレンジII最終日は28才の大前和也が初優勝。
この優勝により賞金360万円を獲得した大前は、チャレンジ賞金ランキングで7位につけ、来季のツアー前半戦の出場優先権が得られるランキング5位以内に、手が届く位置まで急浮上してきた。
大前のゴルフはしぶとかった。
9番ロングで同じ組の森田をバーディで逆転すると、1打差で猛追する今季絶好調の小野貴樹を11番ロングでのバーディで突き放し、16番ミドルのボギーで森田に1打差に迫られるも、17番ショートホールでのバーディで再び突き放して初優勝という栄冠を手に入れた。
チャレンジ賞金ランキング100位以下だった大前の優勝により、来季前半のツアー出場優先権が得られるランキング5位以内が益々混沌としてきた。
今季前半で好調だった重原啓利は、一時は当確かと見られていたが、8月以降から5試合連続で予選を通過できず、残り2試合の展開次第ではどうなるか判らない状況となってきた。
また、今季2勝している中田慶史郎、1勝して安定している中村龍明、そしてこの大会で惜しくも優勝を逃した森田徹の3選手が400万円台でボーダーラインの前後に居る。
残りのチャレンジトーナメントはあと2試合。
来季の出場権をかけた戦いが注目される。
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