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<特集>ツアープレーヤーたちのオフシーズン・星野英正
「逆に、ラウンドはほとんどしない。オフは、体つくりが中心。体が出来ていない状態でクラブを振っても、意味がないから」と、星野。
一方で、ニュークラブの開発にも力を入れる。
クラブ契約先のオフィスが、神戸市にある。住まいのある芦屋からも近く、気になることがあればすぐに出向いて行って、スタッフに相談できることも幸いしている。
「今は微調整の段階だけど、僕の注文にもすぐに答えてくれるので心強い」。
開幕への準備は、着々と進んでいる。
忙しい合間を縫って、気晴らしに友人たちと趣味のダーツやビリヤード、フットサルに興じる。
「僕は、家でジっとしていられないたちだから。オフもしょっちゅう、体を動かしてます」。
心身ともに、充実したオフを送っているようだ。
昨年は、未勝利ながら賞金ランキングは12位。
安定した成績を残せたことには満足だが、悔しさもある。
何度も優勝争いに加わりながら、あと一歩及ばなかった。
特に8月のサン クロレラ・クラシック。
最終18番で、深堀と首位で並びながらパーパットを外して負けた。
「あれは・・・今でも悔やまれる記憶です」。
昨シーズン、イヤというほど味わった苦い思いは、今年で一気に晴らしたい。
「そのためにも、開幕から早めの1勝を狙っていきます」と、宣言した。
写真上=昨年の全日空オープン。チップインイーグルを決めた最終日の17番は自身でいちばん記憶に残っているハイライトシーン。「思わずリアクションするのも忘れるほど、自分でも呆然とした1打でした」(星野)
写真下=今年2月に東京ビッグサイトで行われたジャパンゴルフフェアの最終日。契約先のダンロップブースで行ったトークショー。たくさんのギャラリーに囲まれてゴキゲン。