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住建産業オープン広島 2002
「だめならもう一度、QTに行けばいい」
5月のマンシングウェアオープンKSBで、9位タイに入り、出場優先順位は、52位から17位までランクアップしたものの、それ以降は不振が続き、3試合連続の予選落ちを喫している。
「でも、気にしてませんから」と、谷原。
今季、ツアー初参戦で、毎日が、初めてのことばかり。
たとえば、東北福祉大学のアマチュア時代は、当然、毎週試合に出るなんてことはなかった。
「それが今年から、いきなり、ハードな連戦で。開幕当時は体力配分、ゲームの組み立てなどがまったく分からなかった」。
逆に、それもようやく慣れてくると、今度は、「謙虚さを忘れるタイプ(苦笑)」
少し、調子が出てきて、波に乗ってくると「つい、無茶をして失敗。それがなければ、もうちょっと良いスコアで上がれるはずなんだけどなあ…」とおどけて笑った。
経験不足は、承知の上。
「だからこそ、日々の積み重ねが大事」と、小さくまとまらず、いま、いろんなことを吸収しようと、必死になっている。
「リランキングやシード権にこだわってプレーするより、いろんな無茶もやってみて、それを、将来どれだけ生かせるか、ということを、試してみたい」と谷原はいう。
「…それでだめならもう一度、QTから挑戦すればいいのだから」
その潔さがかえって、今後の活躍を、予感させてくれる選手だ。