98年の全英オープンで当時17歳のアマチュアながらV争いを展開して話題をさらったジャスティン・ローズ（英）、最強の相棒を伴い御殿場に登場

　ローズが今回、相棒に選んだミック・ドーラーさんは、リー・ウェストウッドの今大会3連覇（96〜98年）のうち、2回をアシストした名キャディ。
　「彼には、来る前からコースの印象を聞いていたんです。実際にラウンドしましたが、噂にたがわぬ、すばらしいコースですね」と、頼もしいキャディとの下調べもばっちりの様子だ。

　98年の全英オープンで、当時17歳のアマチュアながらV争いを展開して話題をさらった。その直後、周囲の期待に応えて、プロ転向。しかし、「あのことは、まだ僕も若かったからね・・・」と、プレッシャーに押しつぶされ、思うような成績を挙げることができなかった。
　あれから3年。プロコーチのデビッド・レッドベターの指導の成果もあり、今年はヨーロッパツアーで2位2回、賞金ランクも26位と、プレーに安定感を見せている。
　「デビッドは、僕が苦しんでいる時代から、“自分を信じてやりなさい”と常に励ましてくれました」とローズ。
　「スィングに関しても常にすばらしいアドバイスをしてくれますし、彼のおかげで、ようやく戦える状態になったと思います。
　こうなるまでに3年もかかってしまいましたが、今週はなんとか、大爆発したいものですね」と、意気込みを話した。