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ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2005

今井克宗「“打っちゃった”翌週は、やるよ」

イップスとまではいかないが、あまりにも短いパットを外すのに我慢できなくなった。6月、機会あるごとに練習を積んで「いつ出そうかな」とタイミングを見計らっていた長尺パターを、とうとう持ちだした。
打つときのスタイルは独特だが、「もともと、髭ボウボウでも気にしないタイプ」。格好なんかお構いなしで握った1本が、ハマった。

「いま、グリーン上が楽しくて仕方ない」。
新しい玩具を手にした子供のように、生き生きとここ八本松をプレーしている。

吉兆もある。
先週の日本ゴルフツアー選手権。最終日に、80を打って通算20オーバーで終わったのだが、実は初優勝をあげた2003年のカシオワールドオープンでも、前週のダンロップフェニックス最終日に83を叩いてやはり通算20オーバーを打っているのだ。
「だから、今週もそのパターン。打っちゃった翌週はやるよ、俺は」。
マイナス材料を、一気に爆発源に変えてしまうのがラ・ボンバの真骨頂だ。

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