記事
JCBクラシック仙台 2001
「風邪を引いていたほうが、いいんですよ」
67でまわって2位タイにつけている堺谷和将(さかいたにかずまさ)は、先週、水曜日にひいた風邪がまだ治らないが、「僕は、体調の悪いときのほうが、ゴルフは良いんです」。
体調が良いと、「ぶんぶん振り回しちゃって」かえってショットが曲がるが、体調が悪いと、「とにかく、フェアウェーにおいておけばいい、と抑え目に行くから」と話す。
そんな堺谷には、ほかにも“ジンクス”が多い。
まず、たとえ初日に首位にたっても「絶対に3日目か最終日にたたく。最後まで持たないんです・・・精神的に弱いから(苦笑)」
初日、64をマークしてトップに立った99年大会は、最終日。73の2オーバーで、24位まで後退した。
また、スタートでボギー以上の大たたきをすると、「必ずその日、ビッグスコアが出る」というのもある。
この日も、出だし1番でボギーとしたが、次の2番、3番で連続バーディを奪った。
初日トップでスタートしたゲンのいい99年大会でも担いでくれた、東北学院大学の斉藤直喜君(=写真左、23歳)が、たまたま今年も、堺谷のキャディをつとめている。
「コースとの相性、彼との相性。どちらもいいみたい。特に斎藤君が読んでくれたグリーンの読みは、すごく参考になるんです」と堺谷。
今年は、良いほうの縁起担ぎで、最終日まで踏ん張りたい。