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サン・クロレラ クラシック 2006

大会初日は首位に8人が並ぶ混戦

2アンダーの首位に8人。混戦模様で幕をあけたサン・クロレラ クラシック。「・・・以外と上が伸びていなくて良かった」と言ったのは谷原秀人(=写真)だ。

「苦手意識はないのに、なぜかいつもスコアが作れない」というこの日前半のインコースで16番から3連続ボギーを打った。

今年167ヤード距離が伸びて、ツアー最長の7,509ヤード。16番は486ヤードから、523ヤードのパー4となったが、ミスをしたのはそのせいではない。
昨年、1年間参戦した米ツアー。
「そこでは、7,500ヤードがいくつかあったから」。
長いコースは慣れっこだ。

原因は、昨年から抱えているショットの違和感。
それが、この日のフロント9で出た。

実は、5位につけた全英オープンでも万全の体勢ではなかった。
「青木さんにも“絶好調”と思われていたけれど。ウソついてました」。
スイング面の不振を抱えながらのメジャー舞台だったことを、この日初めて打ち明けた。

それでも、崩れたままで終わらせないのはプライド。
「全英で5位になったのだから。悪いスコアで回れないというプレッシャーもある。盛り上げないと、という気持ちも強くなった」と、谷原はいう。

折り返しの1番で、ピン奥10ヤードの第3打をチップインバーディ。
これで勢いづいて3連続バーディで「ちゃらですね」。
前半の分を一気に取り返して、首位に並んだ。

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