記事

2005 アジア・ジャパン沖縄オープン 2006

宮里聖志・ディフェンディングチャンピオン「残り2日も気張らずに・・・」

12番のパー3は、6アイアンであわやホールインワンのスーパーショット。親指と人差し指で、5センチほどの幅を作って、「カップ手前このくらい。もう、それくらい行っとけよって(笑)」。

練習日に父・優さんに、ショットが吹き上がりすぎていると指摘された。
押さえ目にして、低い球で打つよう指導を受けたティショットは、やはり風が吹いたこの日もほとんどフェアウェーを外さなかった。

地元・沖縄でツアー初優勝をあげた昨年の今大会以来、ハンドアップ気味に構えるようにしているパッティングも、この1年間ずっと好調を維持。

妹・藍さんの参戦に沸くかたわらで、通算7アンダー首位タイ浮上に、「こっそり、さささっと、回ってきました」と言って、人の良い笑顔を浮かべた。

今年、連覇の期待がかかるが「気合を入れすぎるとズッコケるから」。
普段どおりを心がけている。

もともとマイペースな選手だが、地元でのプレーはそれがいっそう際立つ。
沖縄独特のゆったりと流れる時間に、溶け込むようなゴルフをする。
「残り2日も冷静に。気張らずに、静かに静かに頑張ります」。
2日間でコースを去った妹・藍さんの分も。
感動の優勝シーンを再現し、今年も大好きな故郷を盛り上げたい。

関連記事