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セガサミーカップゴルフトーナメント 2005

平塚哲二が5位タイフィニッシュ

ホールアウト後、手袋を脱いだ平塚の左手が、プルプルと震えていた。練習日に痛めた左手首はラウンド中も痙攣が止まらず、はじめは棄権も考えていた。
「でも、なんとなくコースが自分向きという雰囲気もあったので・・・」。
我慢して、プレーを続けた。

痛みのせいで、ティショットが左右に散らばったが、好調のアイアンショットでどうにか修正できた。
最終18番パー5では、残り250ヤードの第2打をピン左3メートルに乗せてイーグルを奪い、通算9アンダー、5位タイでフィニッシュ。
井上清孝、I・J・ジャンと、このホールにかけられていたイーグル賞(50万円、提供:セガトイズ)も分け合った。

「・・・手のことがなかったら、もうちょっと伸ばせたかもしれないと思うと残念ですけど、まあ、良い上がりです。痛いから、無理に(ピンを)狙えないのもかえって良かったかも・・・」。
以前、肋骨にヒビが入るケガを負いながら試合に出続け、ツアー2勝目を飾った経験もある。
今回も“怪我の功名”で5位タイにつけて、満足そうに話した。

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