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ダンロップフェニックストーナメント 2005

谷原秀人「もういちど、出直しです」

今年、本格参戦した米ツアー。初シード入りできなかった上に、左手首を傷めて帰ってきた。いまでもプレー中にときおり痛み、最終日も騙し騙しのプレー。

特にこの日は、晴天続きの3日間とはうってかわって、曇天模様。
ときおり雨もぱらつき、日差しがない分、気温もグっと冷え込み、痛みを抱えるものには厳しい条件だった。

「今日は無理するとこじゃない」。

ボギーを叩かないゴルフを心がけ、じっと耐え忍びながら、60台でまわって通算2アンダー。
「今日もアンダーパーで回れたから。まずまず、満足です」。
7位タイにつけて納得顔だ。

終盤にきて、ようやく波に乗れそうな気配だが、次週のカシオワールドオープンは迷っている。
「・・・腕のことを考えたら、休みを取ったほうがいいかもしれない」。
もし欠場するなら谷原にとって、このダンロップフェニックスが今季最終戦となる。
それだけに、久しぶりのトップ10入りは、来季にむけて明るい材料だ。

オフはまた、恒例の米国合宿などで調整しながら日本ツアーの開幕を待ち、アメリカへの再挑戦の機会をうかがう。
「来年は、もういちど出直しです!」。
新シーズンに、今から胸膨らませている。



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