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日本プロゴルフ選手権大会 2001

「案の定、きれいに仕上げてくれたよ」

 3アンダーの68でホールアウトしてきた東聡が悲鳴をあげた。
 「グリーンが死ぬほど硬い…。1日にして、こんなに硬くなるのか、っていうくらい硬いよ」

 フェアウェーの幅が、20ヤード以下と狭い上に、照りつけた太陽が、さらにグリーンを硬く、早くする。時間を追うごとに、難易度は増していく。

 「ラフの長さはそんなにないんだけど、グリーンが硬いから、どうしてもフライヤーになっちゃうんだ。ティショットがフェアウェーに行かないと、お話しにならないね。それに、グリーン上も、逆目と順目では全然、止まり方が違う。たまたま順目に乗ると、完璧なショットをしても、そのまま5メートルくらいはタラタラと、転がって行ってしまうこともある。昨日(水曜日)はここまで止まらない硬さに、感じなかったんだけど…。案の定、きれいに仕上げてくれたよ」(東)

 スコアは伸び悩み、結局首位は、東のほか、謝錦昇、ディーン・ウィルソン、久保谷健一ら3アンダーグループ。

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