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日本プロゴルフ選手権大会 2001

「コースセッティングについて」

平野浩作・チーフトーナメントディレクター

 「今年の今大会はグリーン上が勝負です。
 現在、グリーンの速さ11.5フィート、コンパクション(硬さ)11.5。
 決勝に入れば、さらに速く硬くなるでしょう。
 アンジュレーションもきつく、ラフからのショットは止まらない。
というのも、ラフは現在100ミリ弱とそれほど長くないのですが、この時期、芝は花を咲かせ、その芽はけっこうきつく、ラフから打ったボールはグリーン手前にキャリーで落ちてもみんなグリーンを転がり落ちてしまう。それくらい難しくなっているのです。

 4日間のピン位置は、すでに私の頭の中にできあがっていますが、総体的に、たとえば、こぶの上に切るといった、明らかに作為的な位置ではなく、たとえば、どちらに切れるのかわからない、といった難しさの場所に切りたい。
 目指すのは、良いショットを打てばそれだけのご褒美が、ミスすれば、ペナルティがあるというセッティング。
 本当の意味で選手の技量を引き出す、セッティングが理想です」

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