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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2007

豪州のスティーブン・コンランがこの日8アンダー

クラブハウスに引き上げてきたコンランを見て、スタッフのひとりがつぶやいた。「あんな嬉しそうに笑う彼を、初めて見た!」。日ごろから完璧なポーカーフェイス。たとえ上位に来ても、ピクリとも表情を変えない。むしろ「機嫌が悪いのか?」と、疑ってしまうくらいだ。

そのコンランがこれほど上機嫌なのは、この日の8アンダーが本人にも予想外のスコアだったから。
これが4週ぶりの日本ツアー。
先週の日本オープンには出場権がなく、さらに1週間空いて、3週前のコカ・コーラ東海クラシックは「コースが大の苦手で」スキップした。
思いがけず取れた休暇はもちろん母国オーストラリアで過ごしたが、練習らしいことをしたのは息子とのラウンドくらい。

「調整も不十分だし今週はまあ、そんな良い結果は望めないだろう、と・・・」。
それがいきなり3位タイ。
しかもピンチらしいピンチもなく、ボギーなしのラウンドで優勝争いにのし上がったものだから、柄にもなく含み笑いが止まらない。

2002年は練習仲間で同郷のスコット・レイコック。2005年には、大親友のデービッド・スメイルなど、今大会にはオセアニア勢のチャンピオンも多いが、「僕もぜひ、あやかりたいね」。
41歳がツアー2勝目にがぜん、色気を見せた。

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