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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2006
日本代表ペアがこの日、同組ラウンド
「谷原の性格、クラブの番手やプレースタイルは良く知っている。お互いの持っている力がかみ合えば凄く良い結果が出ると思う」とは平塚哲二。
谷原秀人も、「コンビネーションには問題なし。平塚さんは申し分ないパートナー」と、早くも息の合ったところを見せる2人。
スタートで「今日はワンボールで回ってみようか」と言って笑いあう。
カリブ海バルバドス島のサンティレーンリゾートで行われるこのチーム戦は、個人の技量もさることながら特殊な競技方式が採用されて、まずはペアの相性が問われる。
特に難しいのは2人の言う「ワンボール」つまり、2ボールフォアサム競技だ。
ひとつのボールを交互に打っていくこのゲーム方式は、自分のミスが相手にダイレクトに響く。
パートナーにいかにプレッシャー与えずにプレーできるかが鍵となる。
1番ティでの2人の冗談は、そこに伏線があった。
いよいよ翌週に迫った本番を、意識し合っている証拠でもある。
「世界のいろんな試合に出るのが目標。こんな機会はなかなかない。ワールドカップは一度は出てみたい大会だった」という谷原。
憧れの舞台に良い形で乗り込むためにも、この最終戦で「きっちり締めたい」と、イーブンパー13位タイからの巻き返しを狙う。
一方の平塚も、最終18番で20ヤードのアプローチをチップイン。
上がり2連続バーディでこのまま波に乗り、良いムードで翌週月曜日の出発といきたいところだ。
「来週は、まずは2人で楽しむことをモットーに、頑張ってきます!!」。
次週の世界舞台を視野に戦う2人の日本代表にもぜひ注目を!