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『スポニチカップU-23セガサミーオープンゴルフ 〜ゴルフ北海道スイングへの道〜』 高橋賢君がセカンドアマチュアを獲得
予期せぬ事が1番ホールから起こる。ティショットをラフに入れてからの2打目。フライヤー気味になったボールはそのままグリーンを越えてOB。いきなりトリプルボギー。
2番でも初日は難なくパーセーブしたものの、この日はボギー。
出だしの2ホール目で既に4オーバー。
ずるずる落ちていく展開になると思いきや、ここで逆に「ふっ切れた」。
すぐに、3番のロングホールで取り返す。8番からは3連続バーディ。13番では10メートルのパットをねじ込んだ。最後に17番のロングもしっかり決めて、6バーディ。
トータル2アンダーでホールアウトし、結果は5位タイ。見事にセカンドアマチュアを獲得した。
“たられば”になってしまうが、優勝者のスコアとの差は3打差。もし、最初の余計な4打がなければ…。
ただ、本人は嫌なことはすぐに忘れてしまう性格。
「そういう思いはほとんどないですね。あの2ホールがなければ、その後のバーディもなかったかも知れないですし」。
精神的に浮き静みが少ない専修大学の21歳は、常にいつも通りのゴルフを心がけている。
その「精神的な強さ」が自分の特徴だと話す。
当時、中学校の総合学習の授業でゴルフがあって、そこで面白さを知ったのは7〜8年前のこと。ご両親はゴルフをされないだけに、自分で練習場に通ったり、学校に来ていたプロの方に教えて貰い技術を磨いてきた。精神的な強さはそこから生まれている。
今日はプロに混じった大会で、自分自身はアマチュアという事もあって緊張は少なかった。
「プロは慎重にプレーしているのが勉強になった。自分が上位になれたので、自信も付きました」。
これからは、今日の経験を糧に大学のリーグ戦に出場していく。