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望月東急JGTOチャレンジ II 2008

「望月東急JGTOチャレンジⅡ」1R 木村佳昭「明日は優勝争いではなく、勝ちに行きたい」

木村佳昭はOUTトップスタート。
早朝から降り続く激しい雨に、コースを包む霧。スタートしてから1時間も経たない内に、霧のために競技一時中断のサイレンが鳴った。21分の中断の後にプレー再開。

こんな悪条件にも「逆に集中できて良いのかも知れない。倍以上の集中力ですから。」と9ホールで5アンダーを叩き出した。

「今日はショットが冴えていました。」
ティショットは全ホールでフェアウェーをとらえ、時にはカップまで20センチに付けてみせた。3〜5メートルのバーディパットも確実に沈めた。

今季初のチャレンジ予選通過と今季自身のベストスコアに気を吐いた。

今年の目標は「チャレンジで優勝して、裏シードを取ること」。
2004年以来となるチャレンジ2勝目を視野に入れている。

他にも勝ちたい理由がある。
それは、後輩分の額賀の存在だ。

2005年に兵庫県の廣野ゴルフ倶楽部で行われた「日本オープンゴルフ選手権競技」。3Rに2サムで額賀と同組になった。
その時に「年齢、出身地、出身校も違ったが、住んでいる所が偶然近いこと」が判明。
車で5分という近さで、それ以来プライベートでも食事をする仲になった。

今日のホールアウト後、冗談交じりに額賀に「(優勝を)遠慮してみたら?」と聞いてみた。
すると、額賀に「駄目みたいです。僕はその辺りは空気読めないみたいで」と笑顔で返された。

既に額賀は今季1勝を挙げているだけに負けられない。
「明日は優勝争いではなく、勝ちに行きたい」と5日前のバースデーを自らの手で祝福する構えだ。

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