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三菱自動車トーナメント 2000

小山和顕&大木徹・競技運営ディレクターの大会みどころ

小山和顕(左)&大木徹(右)・競技運営ディレクター
「今週のコースは、パー4がカギになると言っていいでしょう。と、言いますのは、比較的、距離の短いパー4と長いパー4で構成され、その中間がないんです。ですから、いかに短いパー4でスコアを稼ぎ、距離の長いパー4でしっかりセーブできるか。パー4ホールでメリハリのついたプレーができることが、第1のポイントにあげられると思います。
 中でも、最も長いパー4(476ヤード)が1番ホールにきていますから、出足でしっかりとパーを取って、気持ちよくスタートしていけば、アウトコースは割合と好スコアが出しやすいホールが続きます。どちらかといえば、インコースのほうがトリッキーなホールが多いですから、前半で出来るだけスコアを伸ばしておきたいところです。また、今の時期は距離の長いパー4がアゲンストになることが多いそうです。気まぐれに吹く風が、多いに選手を悩ませることとなるでしょう。
 グリーンは、フェアウェーから打ったファインショットなら、ピタリと止まる球が打てるとは思いますが、ラフからのショットは少々やっかいです。ラフが70ミリから 100ミリ前後に成長し、しかもこの時期、コーライ芝特有の“穂”が出ていますから、穂が群生している周辺は芝が硬くて、非常に打ちづらい。グリーン上には適度なうねりと微妙な傾斜がありますので、ピン位置によっては、ラフから球を止めるのは難しいと思います。
 4日間のホールロケーションは、ラフから打つショットに対してちょっとひねりを与えたセッティングにしたいと考えていますので、ティショットでファアウェーキープに徹したコース戦略が、ひとつ要求されるでしょう。。
 天気は、土曜日が雨と予報が出ていますのでできるだけ、木・金曜日のうちにフェアウェー刈りなどのコース設定を済ませてしまうように、メンテナンス計画を立てています。これは、雨が降ってぬかるんだところに、重量のあるモア(芝刈り機)が入ると、わだちなどの後がつき、フェアウェーが台無しになるという理由からです。
 非常に景観の美しいホールです。さわやかな5月の風の中、選手のハイレベルな戦いを、ぜひ会場でご観戦ください」

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