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JGTO TPC イーヤマカップ 2000

▼『中断された土曜日、第3ラウンドの模様』 第3ラウンドは2回にわたる雷鳴による中断のため、競技が消化できなかった

 12時16分、午後から那須高原上空にたちこめていた雷雲が、とうとう牙を向いた。
 前触れもなく、激しい雷鳴がコースに轟き、稲妻は9番ホールのティグラウンド横の松の木を直撃。幸いケガ人は出なかったが、その後も依然、雷雲は停滞し続け、競技は2回にわたる中断を強いられた。とうとう、18時33分には日没サスペンデットが決定。
 第3ラウンドの結果は、翌日に持ち越された。
 なお、第3ラウンドの残りは2日の日曜日、朝6時30分よりスタート。第4ラウンドは同日9時46分、アウトインでスタートする予定。

 その瞬間、3番グリーンでプレー中のダニエル・チョプラ(スウェーデン)は、とっさに持っていたパターを手から離した。
 すぐ隣の、9番ティグラウンド横の松の木に雷が直撃。耳をつんざくような雷鳴がコースに轟き、その衝撃で弾かれたようにチョプラは、とにかく体のそばからクラブを遠ざけようと慌てたのだった。
 その後サイレンが鳴り、競技は一時中断。いったん選手、ギャラリーともクラブハウスやギャラリープラザに避難し、空模様をうかがった。
 14時36分に競技は再開されたが、那須高原上空に停滞した雷雲は依然、去らず。
15時01分再び競技中断。天候は予断を許さない状況ではあったが、大会本部と選手たちの話し合いにより、出来る限りホールを消化することを決め、17時14分、再び競技が再開され、日没サスペンデットが決まった18時33分まで、選手は遅くまで残ってくださったファンのため、懸命にプレーを続けた。
 なお、第3ラウンドの残りは2日の日曜日、朝6時30分よりスタート。第4ラウンドは同日9時46分、アウトインでスタートする予定。

●大会実行委員長・鈴木規夫からごあいさつ

 本日は雷鳴により、2度の中断というアクシデントがありました。しかし、幸い事故もなく、このような状況の中、大勢のギャラリーがサスペンデットになるまで熱心に観戦したくださったことを深く感謝しております。
 ツアープレーヤーたちもギャラリーの方々の声援にこたえるべく、懸命にプレーをしてくれたのだと思っております。

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