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マンダムルシードよみうりオープン 2006

マンデートーナメント通過者の声

9番で7メートルのチャンスを、15番ではチップインを奪うなど7バーディ(1ボギー)。よみうりカントリークラブでのマンデートーナメントで66をマークして、トップ通過を果たしたのはツアー1勝の経験がある平石武則(=写真)だ。
今季は出場権を持たないだけに、なんとしても欲しかった本戦切符。
しかも、1位での突破に声を弾ませた。

「後ろの方で通過したら、ただ通っただけになるだけどトップ通過は大きく違う。どんな試合にせよ、1番になることはいいことだよね!」。

ここ数週間かずっとゴルフの調子は良いそうで、先週には1日競技のローカル大会『アオノオープン』で優勝し、賞金100万円を稼いだばかり。
今回のマンデートーナメントも、「なんでも良いから勝ちたいと思っていた」という貪欲さで、チャンスをものにした。

本戦のマンダムルシードよみうりオープンは、過去にベスト10入りしたこともある相性の良い大会だ。
「今週は、なんとしても予選を通って賞金を稼ぎたい」。
地元・関西のこのトーナメントで復活の手ごたえを手繰り寄せたいところだ。

大津カントリークラブ西コースで権利を手に入れた江尻壮(えじりたけし)もやはり、地元・関西出身(大阪府)。
まだ、ツアーの出場権さえ手にしたことがなく、今回がツアーデビュー戦となる。
「正確なショット」と、今回本戦突破の鍵ともなった好調のパットを武器に「とにかく、いけるところまで行きたい」と張り切っている。

そのほか、アマチュア枠で本戦進出の川村次郎さんは、35歳の現役会社員。
ツアー競技は今回が初めての参戦だそうで、「自分がプロに混じってどのくらい出来るか・・・楽しんでプレーしながら、予選通過も出来ればいいですね」と、胸を膨らませる。

ジュニア枠からの挑戦は、平成元年生まれの宇佐美祐樹君だ。プロの試合は2005年の日本オープンと今年の東建ホームメイトカップに続く3試合目となるが、まだ予選通過の経験がないだけに3度目の正直といきたいところ。
ちなみに、あこがれのプレーヤーは「デビッド・トムズ」だそうだ。

「すごく飛ぶわけではないのに、安定感があって、いつも上位にいるのがすごい。自分もああいうプレーヤーになりたい」。
そんな堅実な夢を描く現役高校生(杉並学院高3年)も、プロに混じって激闘を繰り広げる。

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