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つるやオープンゴルフトーナメント 2004

「とにかく、出場だけは果たしたかった」つるやオープンのホストプレーヤー・平塚哲二

この日のプロアマ戦も、歩行中はケガの左足をかばいながらのプレー。しかし 平塚は、つらい顔 は一度も見せず、アマチュアのみなさんと笑顔のラウンドを心がけた。
「とにかく、出場だけは果たしたかった」
つるやオープンのホストプレーヤー・平塚哲二
満を持して昨年の最終戦『ゴルフ日本シリーズJTカップ』で初優勝。今週はチャンピ オンとして、このホスト試合に意気揚揚と乗り込むつもりだった。だが、2週前に思わぬハプニング。 ラウンド練習中にコースで転倒した。その際、地面に打ちつけた左胸の骨にはヒビが入っている恐れが あり、地面についた左ひざは靭帯断裂で全治3ヶ月。「手術をすれば完治に1年はかかる」(平塚)と診 断されている。
本来ならば、しばらく安静にしたいところだ。
だが今週は、用具契約を結んでちょうど1年になる、つるや株式会社が主催のトーナ メント。「幸い、歩行に多少、支障があるくらいでスイング自体にはあまり影響がな いので、とにかく出場だけは果たしたいと・・・」。ホストプレーヤーとしての責任を 果たすため、ケガをおしてここ山の原にやってきた。
ただ出場しただけ、という結果になるかもしれないことは、覚悟している。それで も、この日水曜のプロアマ戦でコーチの内藤雄士さんに、「スイングの状態自体はかなり良い」といわれ たことは大きな励みだ。
「ひょこっとうまくいって、上位争いできればいい」。ケガというハンディはあるも のの、精一杯のプレーで、ひとまわり成長した姿を地元関西のファンの前で披露でき れば、と考えている。

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