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ザ・ゴルフトーナメントin御前崎 2006
タイ出身のサマヌーン・スリロット「日本のほうが難しいよ!」
「ラストディアンドラストウィーク、ドライバーミギ、ヒダリ。デモ、キョウハグッド。マッスグ、マッスグ、OK、OK!」。
本人が懸念するほどでもない。十分に通じている。
要は、前日まで調子が悪かったドライバーショットが、この日2日目はほぼ完璧だったということ。
ほとんどのホールでフェアウェーをキープして、第2打でほとんど1ピン距離につけた。
5バーディ1ボギーでまわって通算6アンダーは単独4位。
ここ静岡カントリー浜岡コースはティフトンという種類の洋芝を使用している。
ふかふかとして距離感が合わせにくい芝質は、「アジアンツアーと雰囲気が似ている」という選手も多いが、サマヌーンは首を振った。
「・・・いやいや、ここの芝のほうがずっと難しいよ」。
9歳からゴルフを始め、アマ時代は母国のナショナルチームで活躍した経験豊富なゴルフエリートが言うのだから間違いない。
アジアンツアーで百戦錬磨の技を生かして、ツアー初優勝に大きく前進!
日中は「40℃を越える」という灼熱の国、タイ出身。
今週の暑さなどへっちゃらかと思いきや、「故郷では、あんまり暑すぎるとゴルフもしないで、家でゴロゴロしていますから」。
・・・こればっかりは、条件は同じのようだ。
サマヌーン・スリロット
1969年6月24日生まれ、タイ出身。身長175センチ、体重72キロ。
9歳からクラブを握り、アマ時代は母国ナショナルチームで活躍した逸材だ。
92年のプロ転向後はアジアンツアーなどで6勝をあげ、母国ではスター的存在。
日本ツアーでの本格参戦は、2003年のチャレンジツアーランク4位の資格で2004年から。
趣味はカーレースとビリヤード。