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中嶋常幸は、今年もっとも印象に残った選手に!

通称MIP賞は、「モスト(Most)インプレッシブ(Impressive)プレイヤー(Player)」の略。
「もっとも印象に残った選手」として、全国ゴルフファンのみなさまの投票によって選ばれた者に与えられるのがこの賞だ。

今年、日本シニアオープンと日本プロシニアを制し、“日本”と名のつくタイトルを総ナメにしたばかりか、11月には三井住友VISA太平洋マスターズでツアー通算48勝目。

ファンの声によって選出されるこの賞の受賞には、シニアとレギュラー両ツアーで気を吐く52歳を置いて他にないだろう

ファンの声に押し上げられての登壇で、中嶋が今回もっとも目じりを下げたのは、妻・律子さんの手から孫の愛ちゃんを抱き取った瞬間だった。

ベストサポート賞として、日ごろから「若手にも伍して戦えるのはゼクシオのおかげ」と感謝の言葉を口にしているクラブ契約先SRIスポーツ株式会社の加藤聡さんと宝田一義さんを、また「ストレスで閉じた羽をキレイに広げてくれるのはこの人のおかげ」という大親友の山内和義さんを壇上に呼び寄せていた(=写真下)。

だが、ひとたび孫娘を前にすれば、大事な恩人のこともついついそっちのけだ。
「あのおじさんたちも、愛ちゃんのオマケになっちゃうね!」と、おどけた(=写真中)。

日本ゴルフツアー機構より記念のトロフィと、MIP賞の副賞として、株式会社デサントの代表取締役社長の田尻邦夫さま(=写真上、右)より、『ミラショーン スーツお仕立て券』を受けとった中嶋は、「私をいちばんサポートしてくれたのはこの子です。ありがとう!」と、あどけない頬にキス。

内助の功の律子さんさえ眼中にないといった“おじいちゃん”の様子に、会場から何度も笑いが起こっていた。

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