他のツアーに比べて、うんと平均年齢が若いせいもあるかもしれないが、ＬＰＧＡチームには謙虚なコメントが多い。

が、それでいてプレーはめっぽう攻撃的だ。

開催前日の共同記者会見で、「他のツアーの皆さんの胸を借りるつもりで･･･」と、話した横峯さくらは、この日チーム最高の5.5ポイントを獲得した。

初日終了後のインタビューで「先輩のみなさんのゴルフを見てとても勉強になりました」と話した台湾のウェイ　ユン　ジュは前半のファーストステージを３アンダーの33で回り、室田と谷口から勝ち点３をもぎ取った。

全員ピンクのウェアで統一した、この日初日のＤＡＹ１。
帽子も、サングラスもピンク色に染めて登場した宮里藍。
可憐なたたずまいとは裏腹に、負けん気の強さをむき出して戦った。

後半のセカンドステージで回った谷口徹は、昨年のサードステージで１打差で破れた相手。
「谷口さんには絶対に負けたくない･･･。今日はそういう気持ちでプレーしました。チームは勝ったけれど、私は谷口さんに負けてしまって･･･。個人的にはすごく悔しい!!」。

この無念は翌最終日に必ず晴らす。世界のアオキこと青木功と賞金王・片山晋呉とのファイナルステージにむけて、「明日はチャンスを生かして、絶対にチームに貢献したいと思います」と、力強く言い切った。

･･･谷口が、女子ツアーのアイドルを本気にさせてしまったかもしれない。

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