大学時代までは目立った活躍はなくプロ入り後も無名時代が続いたが、1998年の『三菱ギャラン』で初優勝してから頭角を現す。2000年は最終戦で片山晋呉に逆転されたが賞金ランク２位の最高額を記録。02年には４勝を挙げて賞金王に輝いた。07年には２度目の『日本オープン』制覇など３勝して片山の４年連続賞金王を阻止。12年は藤田寛之と最終戦まで賞金王を争って２位。自身８度目の年間１億円突破も果たしている。　18年の『日本プロ』では最終ホールのバーディで藤本佳則に並びプレーオフで勝利。大会最年長の50歳で頂点に立ち、ツアー史上10人目の通算20勝にも到達した。『日本プロ』『日本オープン』は合わせて５勝。これは過去７人しか達成していなかった快挙である。19年は『日本シニアオープン』を制したがツアーでは22年間維持した賞金シードを失った。今年は『日本プロ』優勝の５年シード最終年。存在感を示したい。