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ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2007

連覇を狙う、平塚哲二

アイアンショットの切れは申し分ない。「でもドライバーが・・・」。インスタートの13番が象徴的だった。「もう、ほとんどシャンクみたいな球が出て」。八本松の林に打ち込み、ダブルボギーを打った。
そのあとも「ひどかった。ティショットが、どこかへ飛んで行ってしまうんです」と、顔をしかめた。

もっとも、アイアンが良いときほど、その傾向が出やすいことは、本人も分かっている。
「ダウンブローに入り過ぎるせいかその分、ドライバーが悪くなる」。

再三、ティショットを曲げながらも渾身のリカバリー。
後半からパットにも助けられた。
5番で7メートルのチャンスを決めるなど通算6アンダーは、どうにか連覇も狙える位置で持ちこたえた。

あと一歩でメジャー切符を逃したのは、2週前のミズノオープンよみうりクラシックだった。
全英オープンの日本予選をかねた同大会で、逆転を狙ってスタートした最終日が濃霧のためノーゲーム。

翌週のUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ最終日に65のベストスコアをマークしたのは「先週の仕返しでした」と語ったほどだ。

あの悔しさを完全に晴らすためにも、今週こそ譲れない。
「今から、ドライバーを練習しに行ってきます」。
決勝ラウンドを前に、復調のきっかけを掴みたい。

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