記事

マンダムルシードよみうりオープン 2006

谷原秀人「僕しかいない」

予選ラウンドは、先輩・星野(左)とのラウンドに発奮!!
サスペンデッドとなった前日初日の第1ラウンドの残りホールを消化するため、この日2日目の起床時間は3時45分。
谷原は、8ホール目の17番ティグラウンドから競技を再開した。
「朝のハーフはさすがにきつかったけど・・・。今日は大事な日だと思ってやった」。

イーブンパー21位タイで、無難に第1ラウンドを終了すると、続く第2ラウンドで爆発した。
2番で、残り225ヤードの第2打を4アイアンで3メートルにつけてイーグルを奪うなど、65のベストスコアタイをマークして16日現在で暫定ながら、首位タイ浮上。

この2日間、同じ組でまわった東北福祉大の先輩・星野英正がボヤく。
「あいつ、なんでか知らないけれど。俺と回ったときはいつも良いんですよ」。
「・・・別に、星野さんだからというんじゃないですけれど(笑)。でも、同じ世代の人と回ると、自然と出てるかも」と、谷原はいう。

「自然と出る」とは、もちろん“誰にも負けたくない”という気持ちのこと。
底なしのライバル心を剥き出しにやるのが、谷原のプレースタイルだ。

「いまは、グリーン上さえ持っていって、ラインさえ合えば入りそうな気がする」と言ってのける好調さもある。
2週前のJCBクラシック仙台でツアー通算3勝目をあげたばかり。
「今週、2試合連続優勝が出来るのは僕しかいないから」。
目標は、2003年以来の大会2勝目しかない。

関連記事