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アイフルカップ 2000
ハワイ出身のディーン・ウィルソンがデビュー8試合目にして初V
2位の溝口と2打差で迎えた最終18番。ウィルソンのティショットは、大きく左へ
OBと確信したウィルソンは暫定球を打とうとしたが、そのとき、フォアキャディからセーフのサインが届いた。
左ラフからの第2打はグリーンのわずか左。再び、ピンまで残り15ヤードのラフに飛びこんだものの、ラフからの第3打はスライスラインを描きながらぐんぐんカップに寄っていき、ピンまで20センチのパーパットを残した。
溝口が先に、5メートルのバーディパットを決めたが、1打及ばず。
タップインでウィニングパットを沈めて、日本ツアーデビュー8戦目にしてウィルソンの初優勝が決まった。
「本当に素晴らしいです。日本ツアーは8試合目ですが、こんなに早く勝てるなんて予想もしていなかったです。でも、先週の広島オープンでは17位に入ったのですが、自分としては、もっと上に行ってもおかしくないような内容だったので、チャンスはあると思っていたのですが…。溝口さんも素晴らしいプレーをされていたし、僕はそれ以上に集中してプレーをしなくてはいけませんでした。でも、幸運なことに、チャンスホールできっちりとバーディが取れた。今日はショットが非常に安定していて、フェアウェーをはずしたのは、記憶では、最後の18番だけだったと思います。ラストホールも、あんなにうまくいくとは思わなかったし、満足です。
今は…とっても疲れている、というのが本音。自宅に帰って休めるのがすごく楽しみだね。
この優勝を、まっさきに故郷(ハワイ・オアフ島)のマムに伝えたい。今度帰るときは初優勝の賞金で、何かビッグなプレゼントを持ってかえってあげたいな」