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静ヒルズトミーカップ 2009

チャレンジトーナメント第3戦『静ヒルズトミーカップ』 6月18日より開催!

静ヒルズCCで今年はどんなドラマが生まれるのか!?
今年のチャレンジトーナメント第3戦『静ヒルズトミーカップ』が6月18日〜20日の3日間にわたり開催される。開催を直前に控え、主催者であり開催コースの静ヒルズカントリークラブを運営する森ビル㈱の林祐樹さんにお話を伺った。

『静ヒルズトミーカップ』は、現在はこの大会名称で開催しているが、大会の歴史としては2005年に遡る。“明日を担うプロの育成”、“日本のプロゴルフ界の活性化”、“地元との更なる密着”等を目的として開催し始め、静ヒルズカントリークラブでの開催は今年で4回目となる。
ツアーメンバーの中嶋常幸が静ヒルズカントリークラブの設計、監修をする縁もあり、中嶋がこの大会をサポートする形となったのが2年前。“もっと若い選手に育ってもらいたい。若い選手にトーナメントに出場する機会を多く与えたい。” そんな中嶋の想いが年を重ねるごとに形になりつつある。2年前から予選通過者に中嶋がセミナーを開催しており、昨年は「プロゴルファーの使命」がテーマ。選手達が熱心に耳を傾けている姿が印象深く残っている。
昨年の大会では、予選会から勝ち上がった内藤寛太郎(ないとうひろたろう)が優勝。内藤は優勝後も好調を維持し、チャレンジ賞金ランキングで7位に滑り込み、2009年前半戦のツアートーナメントの出場資格を得た。先日開催された国内メジャー第1戦『UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ』では見事予選を突破し、“チャレンジドリーム”を掴みかけている。「先週お会いした時には、レギュラーツアー参戦でゴルフ環境が一変したと言っていました。また、会場を訪れた子供達に一生懸命サインする姿は、ゴルフの技術はもちろんですが、トッププロの仲間入りをされたのだなぁと感じました。」と林さんは言う。中嶋の想いは間違いなく選手に通じつつある。

今年の大会では、韓国人選手3名を招待選手として招いている。大会の主催者である森ビルは、「日本の国内はもちろんだが、世界、特に極東アジアのゴルフ環境を向上させたい。この極東アジア地域内で選手が交流できる環境、関係者が交流できる環境を作りたい。」と考えている。2010年には茨城空港が開港予定で、茨城⇔ソウル(仁川)線が毎日運航されることになっていることもあり、「まずは茨城のゴルフ環境を良くしたい」と意気込んでいる。

年々この大会を開催することで、コーススタッフの意識、知識ともにとても高くなっているという。特にコース管理においては、「トーナメントを開催するまでは、コースメンテナンスを感覚的におこなっていたが、今では年間の細かなスケジュールを立てている。年間のスケジュールを立てることで勉強しなければならない事が山ほど出てきて、コース管理スタッフは豊富な知識を得ることができている。個々のスタッフの知識が上がり、非常にレベルが高いスタッフ間のコミュニケーションが出来ている。」

今年のコースの状況を尋ねると、「今年は例年以上に全体的に良く仕上がっている。特にグリーンは硬く、とてもしまっている。グリーンはどのホールも平らな箇所を6つ設けている。」そうで、ピンを切る位置は、その日のコンディションによって決められる。静ヒルズカントリークラブのコースのスローガンは、“すべてのホールにドラマがある”。 すべてのホールに特徴があり、1ホール毎にとても印象深く残る18ホールとなっている。

今年の出場選手はこのコースでどのようなドラマを創り出すのだろうか。

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