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アイフルカップゴルフトーナメント 2003
<上位選手のトピックス>『最終ホールをのぞけば・・・』初優勝を狙った平塚哲二、最後のボギーでプレーオフにさえ残れず・・・
無表情でホールアウトしてきた平塚は、待ち構えていた報道陣に囲まれるなり、 「う〜!!や っぱ、悔しい!」感情が、ほとばしり出た。
1番で、右バンカーからスプーンで打った第2打をミスしてボギー発進しながらも懸命 に食い下 がり、最後まで善戦を続けていた平塚だった。一時は、手嶋と2打差の単独トップに 立ち、初 優勝は、もうそこまで見えていたはずだったのだ。
悔やんでも悔やみきれないのが、通算19アンダー首位で並んで迎えた最終18番。
宮本が、一つ前の組ですでにホールアウトしていた。バーディで単独首位。パーでプ レーオフ という場面。
平塚は、ピンまで20メートルのバーディパットだ。「あれが・・・読みきれなかった。 あんなに 左に切れるとは思わなかったんです」。1.5メートルのパーパットを残し、これも外 してボギ ー。プレーオフにさえ、残れなかった。
「最終ホールをのぞけば、今日はプレッシャーの中で自信を持ってプレーできていた と思う」 と自分に言い聞かせ、気を取り直すのが精一杯だった。