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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2007

今週も、水面下の争いが

連覇を狙う、ジーブ・ミルカ・シン
シード権争いの選手たちにとっては、先週のカシオワールドオープンが事実上の最終戦だったが厳密に言うと、まだ水面下の戦いは終わっていない。今大会のディフェンディングチャンピオン、ジーブ・ミルカ・シンとWリャンが、今週の頂上決戦にエントリー。

2人とも、今季は欧州ツアーを主戦場に戦っており、ジーブはこれまで日本ツアーは3試合に出場し賞金ランクは94位。リャンもやはり3試合で同104位につけるが複数年シード持つ2人がこの最終戦で、賞金ランクによるシード権を確保するチャンスをのこしており、2人の実力と勢いを持ってすれば、現在同ランク74位のH・T・キムと75位の白潟英純がはじき出される可能性は大いにある。

それを踏まえて白潟は、今週28日(水)から来季の出場優先順位をかけて、茨城県のセントラルゴルフクラブで始まるファイナルQTに出場する。
キムも、本来ならそうしたほうが無難なのだがあえてQTには出場せず、ヒヤヒヤながら今大会の動向を伺う。

ジーブがアジアンツアーの賞金王に輝いたのは昨シーズン。また欧州メジャーのボルボマスターズを制し、満を持して迎えた前週のカシオワールドオープンで日本ツアー初優勝をあげて、昨年のこの大会で2週連続Vを達成。
今季は欧州ツアーの賞金ランク46位につけてシード権を獲得しているが、「今年の結果には満足していない」と語っているだけにもちろん、今週もまた鬼の形相で連覇を狙ってくるだろう。

また、リャンは今年3月の欧州とアジア共催のシンガポールマスターズで優勝。欧州ツアーのシード権を手にしたばかりか、アジアンツアーで現在、賞金ランクトップを走る。まさに世界を股にかける活躍ぶりだ。
しかも、初出場を果たした昨年の今大会は4位タイフィニッシュと、東京よみうりカントリークラブとの相性の良さを伺わせて油断がならない存在だ。

まさに国内外のいまもっとも旬な選手が集結するこの舞台で、最後に笑う男は誰だ?!

  • 中国期待の星、リャンは大会初制覇をかけて2年連続の参戦

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