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<ワールドカップ情報・2日目>チームワークがうまく機能しなかった日本ペアは16位タイ

スタート前に固い握手、健闘を誓い合う
引き続きプリファードライのルールが出されたものの、前日までの強い雨もスタート前にはすっかり止んで、にわかにカリブ海の強い日差しが照りつけた大会2日目。

この日は、ひとつのボールを交互に打つ4サム競技だった。
自分のミスがパートナーにダイレクトに響く難しいこのゲーム方式を考慮して、前日初日のラウンドですでに打順は決めてあった。

奇数ホールが平塚哲二。偶数が谷原秀人。

出だし2ホールでどうにかパーセーブをして3番で谷原の絶妙なアプローチから平塚のパットが決まる。
この日初バーディで波に乗っていきたいところだったが、5番で谷原が短いパットを外してボギーを打った。
2人の苦悩が始まった。

とにかく、パッティングが決まらない。互いのラインの読みにも、微妙なズレが生じているようだった。
普段と違うプレースタイルにも、戸惑いを感じてしまう。
パートナーがショットやパットを打つ間、自分はどう過ごしていたらいいのか。どんな心構えが必要なのか。
自分ひとりでプレーしていればいい普段のストロークプレーと、明らかにルーティンが違う。間の取り方などホールを追うごとに、このゲーム方式の難しさは増すばかり。

7番から3連続ボギーを打った。

照りつける強い日差しと、思うようにスコアを伸ばせないストレス。しかし、パートナーにそれをぶつけるわけにはいかない。
肉体的、精神的スタミナが、カリブの青空に吸い取られていく・・・。

13番でバーディを奪い、ここから一気に取り返したいところだったが、14番で痛恨の3パット。
その後も、バーディチャンスがことごとくカップをかすめた。
通算1アンダーは、16位タイと前日初日から順位を下げたが、それでも最後まで2人の気持ちは折れることがなかった。
「2人でなんとかしよう」という気持ちは絶対に失わなかった。

ホールアウト後、改めて誓った。
「・・・明日、もう1回頑張ろう!」
どんなに苦しくても絶対に諦めない。日本代表としてのプライドを胸に秘め、3日目も堂々とティグラウンドに立つ。
  • 先輩らしく、この日2日目も常にリーダーシップを取る平塚だったが・・・

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