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Novilカップ 2008

増田都彦が6アンダーで首位でスタート

約1年ぶりのトーナメント復帰を、自らの手で祝うかのように、「66」を叩きだした。

ちょうど昨年の『Novilカップ』以来の出場となる増田は、腰痛で体調を壊していた。
トーナメントの予選会にも通らずに、出場機会にここ数年恵まれていなかった。

今大会には開催地徳島のお隣の香川県出身という事もあり、主催者推薦での出場だ。
「選んで貰った代わりに、恩返しをしないと」。

その矢先だった。
先週の日曜日にギックリ腰で再び腰を痛め、月曜日から水曜日まではプレーもままならない。
やっと木曜日に練習ラウンドをついて回り、コースの状態を確かめるだけ。
それだけに「無心で望むしかない」と決意した。

出だしの10番ホールで、7ヤード残したカラーからのチップインバーディ。
11番でもピン左横14ヤードから、続いてチップインイーグル。

プレーできずにコースを分析した事が奏功したのか、これで完全に勢いづいた。
無心で望んでいるだけに、「逃げずにピンに向かって打てた」。

18番でボギーとするものの、1番、2番で再び連続バーディですぐに取り返す展開。
7番もバーディで、トータル6アンダーの首位タイでホールアウトした。

増田は以前にこのコースで開催された『徳島県オープン』では、最終日にプレーオフまで持ち込んだ経験もある。
「攻めていかなければ、アンジュレーションがきついから、パターで自滅するコース」。

「若い人には負けないようにしないとね」と笑顔で話すものの、勝算は十分にある。

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