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ゴルフ日本シリーズJTカップ 1999

瞬間風速14,4メートル(正午時点)。立っているのもやっとの強風がコースを吹き荒れた

2番グリーン上で突風を受け、風で球が勝手に動きやしないか、とハラハラと見守る丸山茂樹
 最大瞬間風速14.4メートル(正午時点)の強風は、ドライビングディスタンスの計測結果にも如実にあらわれた。
 猛烈なフォロー風の吹いた6番、541ヤードのパー5。
 初日の25選手の平均飛距離267,88ヤードに対し、2日目のこの日は307,76ヤードで、300ヤードを優に超えた選手は25選手中実に18人。
 中でも、357ヤードのビッグドライブを記録した尾崎直道は、「いつもなら第2打で 3番ウッドを持つのに、きょうは9番アイアンだったよ。何? 357も飛んでたの? ひゃ〜」と自らの飛距離に目をシロクロさせていた。
 逆に、アゲンスト風の吹いたもうひとつの計測対象ホール、410ヤードの16番パー4の平均飛距離は、初日の274,36ヤードに対して、2日目は239,28ヤードと約40 ヤード飛距離が落ちた。
 初日このホールで289ヤード飛ばしていた細川和彦は、この日は245ヤードと平凡な記録となり、セカンドショットは前日のウェッヂから6番アイアンに持ち替えざるをえなかった。

  • 357ヤード飛ばした尾崎直道の髪も、風で逆立つ

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