カナダモントリオール生まれ。オクラホマ州立大時代は86、87年にオールアメリカン。87年には全米学生選手権のタイトルも取っている。93年のアジアンツアー総合優勝により日本ツアーに参戦。94年は年間5勝をあげる大活躍。しかし98年『フジサンケイ』2日目の13番でグリーン至近距離から左の海の方向に向かってショットして故意にＯＢ。日本ゴルフ協会は直ちに「ゴルフの理念に反する行為」として、日本オープン出場の取り消しなど大きな波紋を投げかけた。しかし、その汚名を一気に晴らす活躍を見せたのが、同年7月の『全英オープン』。初日2アンダー68で11位と好発進し、2日目の69で1打差ながら単独トップ。3日目も首位をキープしたが、『マスターズ』優勝のＭ・オメーラとプレーオフへ。惜しくも敗れたが、ワッツの名前を世界に知らしめるとともに、日本ツアーの力も示した好プレーだった。99年は念願の米国ツアーを主戦場にプレー出来る事になった。＜1999＞