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コカ・コーラ東海クラシック 2010

QT組の河野晃一郎が4位タイ

最終18番で、1メートルのパーパットを外して「もったいなかった」と悔しがったが、どんな状況でも笑顔を忘れず、ゴルフを心から楽しむ様子がこの選手の一番の長所だ。

三好の終盤は、左に急な崖が待ち受ける名物の16番パー3をはじめ、難度の高い3ホールが集約されている。
「16、17、18番はやっぱり難しい」と大きく息を吐きながらも、相変わらず表情には深い笑みを残したまま。

3打差の通算4アンダーは、4位タイで迎える最終日は「今の自分の力を試す良い機会」と、胸躍らせた。

シングルプレーヤーの父・晃さんの手ほどきで、中学2年からゴルフを始めた。高校はゴルフ部で本格的に腕を磨き、今週の会場のここ三好は推薦で入った都内の東洋大学時代に、試合で何度か回った経験もある。

2003年のプロ転向後はしかし、「学生時代はさしたる実績が残せなかったから」と単身渡米。ミニツアーを転戦するなどあえて厳しい環境に身を置きチャンスをうかがってきた。

ファイナルQTランク40位の資格でようやく出番を得た今年は先月のANAオープンで自己ベストの8位タイにつけて、燃えている。
「明日はアンダーパーで回って、あわよくば3位内でシード権」と、29歳は最終日の青写真を描いている。

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