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ダンロップフェニックス 2010

平塚哲二は「地道に頑張ります」

5番でティショットを林に打ち込むピンチも一転、バーディチャンスに変えた。上空の隙間を狙い、4番アイアンを握った残り150ヤードの第2打は、左足上がりのライから高々と球を上げ、「どうにか無理やり乗せた」という。

この15メートルもの長いバーディトライをねじ込んで、続く6番では10メートルのパーパット。
これも沈めて、かたわらのジャンボが呆れたように、首をかしげた。
さらに8番では、ティショットが木に当たって出てきたり「ティショットは無茶苦茶」。にもかかわらず、ボギーなしの67は、何かとラッキーもあった1日に、「ジャンボさんには、いろいろ嫌味も言われました」と、苦笑した。

単独首位の谷原同様に、先週のアジアと欧州共催のバークレイズシンガポールオープンに参戦し、月曜日まで持ち越される強行軍。
かつては鉄の男の異名を取った39歳の口からも、さすがに「疲れた」との言葉しか出て来ないが、「今週は難しいコースだし、地道に頑張ります」と、気力を振り絞る。

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