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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2010

連覇を狙う石川遼は2アンダーの20位タイスタート

先週の全米オープンの会場は「右に海。フェアウェーも狭くて、ドライバーで低い球を打ったり、一度も思い切り振れなかった」。
刻んだホールも多くて、我慢に我慢を強いられたが「今日は、久しぶりにマン振り出来ました」と、思い出のコースに戻って、本来の伸びやかさを取り戻した。

迎えた前半の12番では苦笑い。「ギャラリーのみなさん以上に、鮮明に覚えている。当の本人なので」とは言いながら、昨年の最終日に2発のOBを打った因縁のパー4も、「苦い経験をしたホール思い切り良いショットが出来れば必ず次の成長につながっていく」と躊躇なく、むしろピンまで22ヤードのチップインバーディで、悪い記憶を断ち切った。

18番では、OBのダブルボギーを打ったが「これから2度と打たなければいい」と、落胆も見せず、「かえってあのOBでカツを入れられた。気持ちがキリっとなった」と、発奮材料にしてみせる相変わらずの強心臓ぶり。
初の連覇を今年最初の大会で、首位と4打差の2アンダーは、上々のスタートだ。

今週、火曜日に帰国したばかりだが、「万全の状態で、初日を迎えられた」という。
その日のうちに成田空港から大阪に飛び、翌日の水曜日にはプロアマ戦にも参加した。
「精神的にも、肉体的にも、さすがに昨日は疲れていた」と打ち明けたが、そんな素振りはみじんも見せず、アマチュアのみなさんにいつもの笑顔を振りまいてホスト役に徹し、夜は9時に就寝。朝7時まで熟睡して、時差ボケもすっかり解消出来たという。

目下の悩みは翌金曜日の起床時間だ。
サッカーのW杯。対デンマーク戦は、早朝3時半に、キックオフ。
その日8時20分スタートは、いつものパターンならば4時起床だが、さらに30分早く起きれば日本代表の活躍を余すところなく、見届けられる。
「サッカー、大好きなので。見ているだけで元気をもらえる。早起きするかどうかは、これから決めたい」と話していたが・・・。

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