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日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯 2010

平塚哲二は首位を死守

前日2日目に「64」のゴルフはいったん、息を潜めた。前半は、じっと我慢のゴルフが続く。「今日は1日、まったく読めていない」。起伏の激しいグリーンは、速さと硬さと、さらにシビアなピン位置も相まって、チャンスにつけても読み切れない。

9番パー5すら、短いバーディパットを外した。チャンスホールでみすみすパーに終わった悔しさに、思わず天を仰いで顔をしかめた。

13番でようやく上りはストレートの4メートルを沈めたが、14番では2メートルの絶好のチャンスを逃し、17番でボギーを打ってイープンパー。

グリーン上で苦しみながらも、「今日はパットが入らなかっただけで、良いゴルフをしているという感触はある」と言い切るだけに、谷口の追い上げも「特に気にならなかった」という。

これだけの難コースでは、相手との戦いというよりも「コースとの戦い。向き合って、頑張っていきたい」と、最終日もマイペースを貫くつもりだ。

2010年度のプロ日本一決定戦。
「そんなに、欲はないのですが」とは言いながら、タイトルの重みは自覚している。
これまでの過去5勝とは「ちょっと味が違いますよね」と、こうなったら色気も出てきた。
「獲ってしまえば、日本で一番のプロゴルファー。そういう意味では、勝ちたいです」。
ここまで来てみすみす譲りたくはない。


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