あいにくの悪天候で大会１日目が中止となってしまった『五浦庭園JGTOチャレンジⅡ』。クラブハウス内でスタートを待つ選手の中に、現在チャレンジ賞金ランキング１７位で韓国出身の権奇澤 (ゴンキテク)や、チャレンジ賞金ランキング２１位の龍顕一(リュウケンイチ)らがいた。

彼らはチャレンジ賞金ランキング上位３６名の選手しか出場できない最終戦『ＪＧＴＯ　Ｎｏｖｉｌ　ＦＩＮＡＬ』の出場権はもちろん、チャレンジ賞金ランキング２位から上位６名が獲得できる「来季のツアートーナメント第1回リランキングまで出場優先権」を手にするため、是が非でも本大会で上位を狙いたい選手たちだ。

龍は、「雨の条件はみんな一緒。それより少しでも上位を目指して最終戦をどう迎えるかですね。明日は１ラウンドの勝負になるから、その日にスコアが良かった者が勝つ。攻めすぎてもいけないし守りすぎてもいけないから、気持ちを強く持ってプレーしたい。」と明日への勝負を語った。

また同じく上位を狙う権は、「もちろん優勝をしたい気持ちはあるけど、その気持ちが強すぎてもだめだし、弱すぎてもだめ。明日は特別に意気込むことはせずに、いつも通り自分のペースでプレーをするよ。」と落ち着いた表情を見せた。

大会１日目競技中止の案内を受けて、選手たちは各々の練習に向けて会場を後にしていった。選手たちの大会に懸ける熱き思いは途絶えていない。

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