３日間の戦いを終えたすし石垣は、「早く家に帰って子どもと遊びたい。暖かい風呂に入りたい。温泉に行きたい」とまくし立てた。

先週までの暑さから一気に寒くなった今週は、「寒いからだめ」とモチベーションも上がらなかったようだ。「いっぱいパットも外したし」と元気がない。それでも最終日は１イーグル、３バーディ、１ボギーの４アンダー６８で回った。結局チャレンジ賞金ランキングで１位のディネッシュ・チャンドを抜くことはできず、２位に終わった。

「シード権を失い、試合に出られないことで、出ることのありがたみ、大きさがわかった。そういう意味ではいい経験になった」とこの１年の経験を無駄にはしないつもりだ。一時は転職も考えるほど悩んだのだ。

来年はまたツアーに戻ることができる。「出るからには優勝を目指したい」という。子どもが４人いて、一番小さい子はまだ１０ヶ月。まだまだこれから稼がなくてはいけない。そして、何よりも「子どもたちに優勝した姿を見せたい」というのが、一番の願いのようだ。

• すし 石垣
• Ｄ・チャンド